創猫記(1)
初めに、猫は天地を創造された。猫は言われた。「エサあれ」こうして、エサがあった。猫はエサを見て良しとされた。猫はドライフードとウエットフードを分け、ドライフードをカリカリと呼び、ウエットフードを猫缶と呼ばれた。モンプチがあり、フリスキーがあった。第一の日である。
猫はまた言われた。「水を分けよ」こうして、水があちらこちらに分けられた。猫は大きな水を見て言われた。「シャーッ」小さな水を見て良しとされ、口をつけられた。猫は舌の先ですくうようにして水を飲まれた。夕となり、また朝となった。第二の日である。
猫は言われた。「地は背の低い草を生えさせよ」こうして、地は背の低い草を生えさせた。猫は草を見て良しとされた。カラスムギとエノコログサを選び分け、猫草と名づけられた。猫は猫草をゆっくり食べたあと、吐かれた。吐かれた猫草の中に毛玉が生まれた。
夕となり、また朝となった。第三の日である。
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ふお
猫舌